僕はまんちん

モラトリアム期間満喫中。大学三回生

私版stand by me

ーーーあの頃のような友達はもう二度とできないーーー

映画スタンドバイミーの最後で語られる言葉だ。

夏の夜長にギターをてろんてろんと触ってこの映画の曲を弾いていた時、ふと考えてみた。私にもこのような友人はいるものだろうかと…


するとまあ思い当たる節があったわけで、その事について書いていきたい。あれは私が高校三年生の夏の日の話である。

私はある日の放課後、文化祭出し物の打ち合わせがあり生徒会室を訪ねていた
。文化祭準備期間という事で、私の様に生徒会役員で無い多くの人がこの生徒会室に出入りをしている。

この生徒会室は物が散乱してあり、部屋の中はかなり自由な雰囲気であった。生徒会役員と打ち合わせをしにきていた下の学年の可愛い女子が、床に散乱してあるぬいぐるみを拾い上げそいつを抱きしめたりしている光景を役員と話している私は目撃した。

(これは…いけるかもしれない)

私の脳内に一つの名案が浮かび、私は生徒会室での用を終えると直ぐに、それぞれ文化祭準備に勤しむ三人の友人を招集した

1人目はテレフォンせクロスM崎
2人目はキングオブ普通Y田
3人目は元いじめられっこK保
である。
それぞれがどのような人間かは、この通り名から推察していただきたい。

「女子の乳を揉む方法を閃いた」

「なんだそれは」

「女子はぬいぐるみが好きだ。ぬいぐるみを使えば乳に触れても怒らないはず」

「名案だな」

「もし、ぬいぐるみではその感触が伝わりずらい、パペットにしてはなおよいのではないか」

「決まりだな」

私たちはなけなしの親の小遣いからその日の帰り道にそれぞれのパペットを購入。


結論から言えば、色んな学年の男女とパペットを通して仲良くなることはできた。しかし乳は触れず終いであった。
しかし、この不毛な目的のために一つになれた友人は一生ものである。今でもそのパペットは部屋に大事に飾ってある
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彼らの様な友人は、もう二度といらない