神様の御都合主義
この世の一切合切は神様の都合によって起こっているという物事の考え方で、森見登美彦さんの小説の中に出てくるワードだ。
そんな神様の御都合主義の恩恵に、ようやく私はあやかれた。
私は大好きなロックバンドがある。
N'夙川ボーイズ
というバンドで言い方はわるいが、全てのダサさやかっこう悪さというものも持ち前の人間性でカッコ良いロックンロールに昇華してしまう。そんなバンドである
認知度はそこまで高くないようで、私は周りにこのバンドの良さを語れる人がおらず寂しい思いをしていた。
しかしまだ見ぬ夙川ファン友達を求めて、いく度となくライブTシャツやボーカルのレプリカジャケットを着て出かけていた。
そして今日、学内で声をかけられたのだ
「それ…夙川の…」
意気投合し連絡先も交換した。初めての夙川友達だ。本当に嬉しい
やっと神様の御都合主義の恩恵にあやかることができた。
ここで会うのも何かのご縁。というやつだ。これから仲良くなれたら嬉しい